稼げる職人になる方法 ②

稼げる職人になる方法 ①の続きです。

稼ぎを増やしたい職人はこの先をしっかり頭に叩き込んでください。

稼げない職人の特徴の1つとして次の様な考えをしている職人は稼げません。

「自分の仕事は現場で技術を振るう事だけだと考えている」

逆に言えばそれ以外の事に気を配れない職人です。

こういうタイプの職人は多くいますが、貴方が当てはまっているのなら今すぐ考えを改めたほうがいいでしょう。

自分の技術にプライドがあって、職人である自分にしか出来ない仕事だと思っているのかも知れません。

しかし、本当に自分にしかできない仕事なんてものはありません。

代わりはいくらでもいるのです。

職人不足と言われる時代ですが、出来る人がいないのではなくて、誰も職人をやりたがらないだけです。

経験をつめば誰でもそれなりのレベルの職人にはなれます。

職人は作業をすることでお金を稼ぎます。

別の言い方で表せば、「作業という商品を売る」とも言えます。

職人が売方であれば、元請や依頼元が買方です。

買方の立場から考えると、「一定の水準を満たした商品であればどれでも良い」と考えています。

貴方も普段コンビニで飲み物を買うこともあると思いますが、好きな飲み物があったとしても、「どうしてもこの飲み物でないとダメだ」、「類似の飲み物より2倍、3倍高くても俺はこれしか飲まない」何てことはないですよね?

これと同じことです。

職人は他にもいくらでも代わりがいる

しかし、他の飲み物より真っ先に選ばれたり、多少の価格が高くても売れる飲み物もあります。

職人としてこの様な存在になれれば、長く安定して稼げるようになります。

では、先程の飲み物の様な存在になるには、どうすればいいのか?

飲み物であれば、味が美味しかったり、パッケージのデザインが良い、CMの影響、おまけが付いてくる、等々様々な理由が思い浮かびます。

職人ではどうでしょうか?

依頼する側の会社、その担当者から選ばれる存在にならなくてはいけません。

一定の水準を満たす職人は他にもいるのですから、最初に述べた「自分の仕事は現場で技術を振るう事だけだと考えている」それだけの職人では選ばれません。

作業、技術的に一定レベル以上あるのは当然の事で、それ以外の部分で選ばれる職人こそが稼げる職人になれるのです。

単価や、安定した仕事の受注に繋がる「作業以外の部分」については次回以降の記事をご覧ください。